レポート
北茨城出身彫刻の巨匠 蛭田二郎氏語録
北茨城が生んだ彫刻の巨匠である蛭田二郎氏。氏の彫刻作品は市内の随所に展示され、北茨城市民には非常に馴染み深いもの。平成28年には市内を一望出来る高台に蛭田二郎彫刻ギャラリーも開設された。そんな蛭田氏にお忙しい合間を縫って、芸術とは?創作とは?をお聞きした。その中から、ご自身の歩んでこられた経験や思惑から零れ落ちた芸術人生格言とも言える言葉が印象的だったので、ここに氏の語録としてご紹介したい。まさにハッとさせられる数珠の言葉のように思える。
“表現というのは、どうしようもなくその人の辿り”
“腸とか内臓が表現を生み出すんですよ”
“志は頭から生まれるのではなくて、身体全体で生まれてくる”
“自分自身の内触覚性にデフォルメがないと、自分の意志が伝わらない”
“一人よがりで誰にも伝わらなければ、それは芸術とは言えないと思うんですよね”
“人間の身体性は誰もがもっているわけだから、それは通じ合えるもの”
“芸術鑑賞はものすごく高尚なものなんですよね”
“無償の彫刻表現行為、しかも相手に通じるライフサイズのもの”
蛭田二郎彫刻ギャラリー http://www.ibarakiguide.jp/information/post-71553.html