ファボラトリーブログ
学生活動 岡倉天心・五浦発信プロジェクト
茨城大学の学生が中心となって2016年5月に発足した学生活動「岡倉天心・五浦発信プロジェクト」。岡倉天心の業績を対外的に発信していきたいという学生有志が集まっている。今回プロジェクトの代表を務める丹治彩弥乃さんに話しを聞いた。
-大変興味深い活動だと思うのですが、どのようなことをされているのですか?
岡倉天心がしてきたことや五浦の魅力というのを、学生が中心に学生だから出来ること考えて発信していくプロジェクトになります。例えば、岡倉天心の誕生日が2月14日なのでそれに合わせて学内で生誕祭を開き、岡倉天心にゆかりの深いボストンの伝統菓子であり恐らく岡倉天心が食べたであろうとされているボストンクリームパイフォンデュを振る舞いました。他にもティーズム便りという印刷物を作って、五浦の手書きの地図に見所なんかを載せて発信しています。
-きっかけはどのような経緯だったのでしょうか?
六角堂を管理しているのが茨城大学なので、何か学生が自主的に出来るプロジェクトを。ということで発足していきました。今ではプロジェクトの学生が主体で茶の本ゼミなんかを自主的に開催して岡倉天心の魅力をちゃんと理解するための機会なども設けています。
- 活動していて気付いたことはありますか?
私自身が実は北茨城出身なんですけど、地元にこんなすごい人がいたんだなと実感しています。また岡倉天心のことを知れば知るほど、例えば世界に自分の考えを発信したりと個人的にも尊敬出来るなって感じています。それと徐々にプロジェクトが認知されていくにつれて、歴史に関わることなので責任があるなとも最近は感じてきました。
- 今後の活動はどのようにしていきたいですか?
今後はこのプロジェクトをもっと大きくもしたいし、以前開催された岡倉天心のシンポジウムに参加して感じたのが海外にも熱狂的なファンがいるんだなと。なので、世界に向けても何か発信することが出来たらなと考えていますし、同時に地域のイベントに混ざって何か出来たらとも思っています。