開催趣旨

 　茨城県北茨城市「芸術によるまちづくり」事業。
　芸術作品の発信と販売の場を作り、アートのある日常の体験を通して、芸術家と共に生きていくまちを模索し、北茨城市のアートシーンを創造します。
　地域おこし協力隊が中心となり、地元の芸術家や市民と共に作り上げる、地域に根付いたアートイベントを目指します。2018年より３年間継続して、ヒト、モノ、バショ、ネットワークの新たな資源を開拓します。 

◆桃源郷とは
陶淵明が描いた理想郷「桃源郷 − とうげんきょう」。
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桃源郷とは、漁師が船で川を下り魚を追って迷い込んだ村のことです。
桃の花が咲き乱れる林の先に現れるこの村は、現代から取り残され、むかしながらの暮らしが営まれていました。村の人は漁師を泊めて食事を出してもてなしました。
漁師がいまの世の中の話をしても、むしろこの村のことは放っておいてください、戻ってもこの村のことは黙っていてください。と言うのでした。
自分の村に戻った漁師は、桃源郷の話をしてしまいます。
そこに行きたいという人が現れるのですが、たどり着くことは出来ませんでした。
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海と山に囲まれ自然豊かなこの町は、どこか桃源郷のように思えます。 

◆４つの基本方針
（１）地域密着型
　　　地域に根ざした芸術祭を目指し、地元との繋がりを大切にする。
（２）北茨城の魅力を形にする
　　　芸術は魅力を様々な形に変えて、人に伝えたり手渡すことができる。
（３）若手芸術家とのネットワーク
　　　継続可能な芸術コミュニティを作るため、若手芸術家との接点を増やす。
（４）記録と発信　
　　　当日で終わってしまうイベントではなく記録と発信に力を入れ、未来へ繋げる。

今年のテーマ

「人生彩色」〜 暮らしの色、仕事のかたち、空の模様 〜
　１年目は海の会場、２年目は山の会場にて開催し、その年ごとに会場に合わせたテーマを添えてまいりました。３年目となる今年は、海と山の両方が舞台です。開催地である茨城県北茨城市は海と山が近く、車で20分ほどで行き来することができます。その豊かな自然と美しい景色にかつて日本美術院の横山大観らも魅了されてきました。
　わたしたちの人生にも、毎日の風景にも色があります。幸せな人生、豊かな暮らしってどんなものでしょう？好きなことで生きていくことでしょうか。それとも、富を築き豪勢な暮らしでしょうか。芸術と共に生きることを選んだ人たちの見ているものを、のぞいてみましょう。それぞれの豊かな生き方を発見する近道かもしれません。みなさまの日常に彩りを添えるような時間になることを願います。

お問い合わせ

桃源郷芸術祭2020事務局
住所 ：〒319 – 1725　茨城県北茨城市関本町富士ケ丘756 – 1アトリエ201
TEL ：0293 – 46 – 0362
FAX ：0293 – 42 – 7308（市役所企画政策課）
MAIL：tougenkyo.art.fes@gmail.com