ファボラトリーブログ
「生活芸術商売」展 by 檻之汰鷲 レポート
2017年春に北茨城市へ移住された石渡のりおさん、ちふみさんによるアートユニット檻之汰鷲(おりのたわし)の個展が有楽町マルイにて開催されました。
クリスマス気分の街を抜け、金色にきらめくツリーを横目に8階まで登ると「檻之汰鷲」の文字が見えてきました。
展示会場の入り口でお出迎えをしてくれたのはパピエマシェの狼『ナニカガオキル』
今日はいつもより誇らしげな表情をしています。
こちらの猫は『Hinata』
なんだか縁側で日向ぼっこしているようですね。
こちらの可愛らしいウサギは、
後ろに黄色い丸があるので、お月見うさぎかな?
それとも真っ白な体だから雪兎とか?
と色々な想像を巡らせながらお名前を拝見すると、、、
『ガガZ』?!
「ウサギだけどすごく硬くて強い。」とコメントがありました。
のりおさんに聞くと、「石のような表面の仕上がりで、うさぎなんだけどとても硬そうでしょう?」とニコニコしながら教えてくださいました。
のりおさんの目にはそんな風に見えてるのかあ、、と驚きました。
こちらは『Lobo』「子供の頃に読んだシートン動物記の狼のロボ。」
作品にはこれまで作家さんが見たり感じたことがそのまま映し出されるようです。
そんな作品と、作品名を見ていくと檻之汰鷲お二人が冒険してきた世界を共有してもらったような気持ちになります。
他にも、平面の作品もたくさん並んでいました。
会期中、北茨城の特産品である天心焼き土を使用した陶芸ワークショップ「来年の干支を作ろう」も開催されていました。
20体以上も並んだイノシシは、同じ土、同じ型枠を使用して作られたにも関わらず、それぞれ個性的な顔と毛並みをしていました。焼きあがってお家に届くのが楽しみですね。
会場では檻之汰鷲さんの書かれた本も展示販売されていました。
向かって右は、2018年12月20日(木)発売の新刊
お金からの解放シリーズ「漂流夫婦、空き家暮らしで野生に帰る。」です。
ご購入はこちらから→ http://amzn.asia/d/6nSnxaJ
「生活芸術商売」展は
檻之汰鷲こと石渡夫妻がたくさんの作品とたくさんの愛情でもてなしてくださる、とても暖かく優しい個展でした。
芸術と共に生きていくことに挑戦されているお二人は、
今回の個展の中で作品を販売するということについても意識し毎日ギャラリーに在廊し店員も行なっていたそうです。
私が伺った際にはすでに、展示されたほとんどの作品は売約済みとなっていました。
北茨城で活動する芸術家が東京で個展を行い大成功を納めた一例として、これから石渡夫妻と同じように芸術を志す人たちへ勇気を与え、目標となるような展示だったと思います。
のりおさん、ちふみさんの今後の作品も楽しみですね!