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陶芸家

町田美穂

「東洋のバルビゾン」「芸術によるまちづくり」聞いたことがあるだろうか。これは北茨城市のキャッチフレーズだ。このまちでは、地方自治体としては珍しい芸術をテーマにして地域活性化に取り組んでいる。バルビゾンとはフランスの田舎の村の名前で19世紀にミレーを代表とする風景画の画家たちが拠点にしたことで知られている。

海の風景
こんな素朴な海の風景があるまち

北茨城市というまちは、何も特徴のないようなまちでありながら、海と山が隣接して、その間に人々の暮らしがあり、かつては岡倉天心が新たな日本美術を興すための拠点にし、このサイトで紹介しているような芸術家たちが活動していて、確かに現在進行形で、このまちは東洋のバルビゾンなのだ。

写真01 茨城県北地域以外からアトリエに入居した人には、初年度の入居にかかる費用の1/2(最大100万円*県の補助と併用で最大200万円)が補助される。

2021年の春には未来の陶芸家・町田美穂さんが、Uターンで期待場にアトリエを構えた。町田さんは、北茨城市の海側に生まれ育った。子供のころから絵を描くことが好きで、アニメーターや漫画家になりたかった。中学生のとき、笠間の火まつりに行って陶芸に魅了された。美術系短大に進学していろんな技術に触れ、卒業後は本格的に陶芸を学ぶため笠間の陶芸大学校に進学。笠間に残って弟子入りして技術を学ぶか、就職するか迷っているとき、地元の北茨城市に窯のあるアトリエがあると知って戻ってきた。

写真02

町田さんはアトリエの名前を、蛍をテーマにした作風に因んで「アトリエ蛍火(けいか)」と名付けた。北茨城市の伝統工芸・五浦天心焼のグループに参加して、まさにこれから始まろうとしている。その気持ちをこう話してくれた。

「流行りのものより自分の表現を続けたい。好きなものだけ作ってやっていけるか分からないけれど、自分のスタイルを突き詰めたい」

写真03

完成したもの、評価されているものだけでなく、これからはじめる人も含めて北茨城市は、いつもクリエイター、表現者、芸術家のみなさんをお待ちしています。

入居者募集 (北茨城市生涯学習センター分館(期待場)入居者募集)

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