協力ギャラリー
アーティスト 柚木恵介さん インタビュー
茨城県北を舞台に、2016年秋に開催された県北芸術祭。 そんな中、北茨城市内にある旧富士ヶ丘小学校で作品を制作し展示された、アーティスト柚木氏に話しを聞いた。
- 柚木さんが手掛けられた物々交換プロジェクトは地域の人にも好評だったようです。終えてみて感想はいかがですか?
ありがたいですね。芸術祭に参加して作品を制作するにあたって、僕自身がまずコミニティに入るということを大事にしていて。実際に数ヶ月の間、北茨城市でこのプロジェクトをしてみて地元の方との交流が本当に印象に残っていますね。とは言っても期間が長かったので、最後は執念でしたけどね(笑)でも、また純粋に行きたいなって思います。
-柚木さんが今回手掛けられた作品は、一般的にイメージする芸術作品とは少し違ったアプローチですよね。地域の人と交流することが作品になっていくというか。
そうですね。以前は僕も孤独と闘いながら生み出す…(笑)みたいなところで作品を制作していたのですが、ある時これって誰を幸せにしているんだろう。と思ったことがあって。それを大きく感じたのは、2013年に参加した瀬戸内国際芸術祭でした。それ以降は、誰かと関わるということを作品の前提として大事にしていますね。
- 旧富士が丘小学校をアーティストの活動スペースとして整備したりと、北茨城市は今後芸術で街おこしを進めていきますが、何かご意見やアドバイスはございますでしょうか?
例えばですが、旧富士ヶ丘小学校の1つ1つの教室が美術館になって、そこで制作して時期がきたら公開。みたいなのは地元の人にとって分かり易いですよね。僕も継続的に関わりたいので、何かあれば是非参加させて下さい。